TAPS(タップス)はトレイマネジメント・オートピッキングシステムの略で、不定形な商品アイテムをトレイを活用し定形化することで、物流・生産のピッキングにおけるオーダー集約の自動化を可能にした新しいコンセプトです。
伊東電機のコア技術であるMDR(DC24Vパワーモーラ)とオリジナル制御技術(id-PAC)を駆使したMDR式マテハン技術により、従来の人型及びアーム型ロボットとは異なったロボティクス『ロボットを超えるロボット』による無人ピッキングシステムを実現します。
荷捌き・スキャニング機能
(MSS:マジック・シンギュレーション・システム)
コンテナからショックレスでアイテムを取り出し、荷捌き整列、バーコードスキャン、トレイへ投入までの一連の作業を高速かつ連続して無人で行うロボットを超えるロボットです。
垂直方向仕分け機能
(VSS:ヴァーティカル・ソーティング・システム)
VSSは動作範囲を最小限にして、MDR式マテハン技術ならではの小さなエネルギーで垂直方向の仕分けを行うロボットを超えるロボットです。
商品アイテムバッファ機能
(ACSS:オート・ケース・シーケンシング・システム)
MDRの搬送制御技術「エコタクト移動方式」によるバッファシステムです。「入庫」「順立て」「出庫」の複合作業が同時に行える、ロボットを超えるロボットです。
オーダー集品機能
(MOS:マジック・オーダー・システム)
オーダーに応じた荷合わせを行い、ショックレスで出荷コンテナへの投入を高速かつ連続して無人で行うロボットを超えるロボットです。
id-PACはパソコン上のアイコンを選んでならべるだけで、簡単にコンベヤのレイアウト設計や搬送制御設定が行える技術者不足を支援する新技術です。 『運ぶ』『仕分ける』など機能別にMDRで構成された標準モジュールを、ブロックの様に繋ぎ合わせるだけで簡単に搬送ラインが構築できます。 各モジュールは標準化された頭脳(プログラム)を搭載しており、自律的に連携・作動するためPLCレスで制御が可能となります。 更に通信ネットワークで他の機器とも繋がり、ビッグデータの活用も可能になります。
MDRは様々な搬送制御が可能です。しかも、上位からの細かな指令が無くてもローカルで搬送状況に応じた制御が可能です。今回のMM-6000は、6種の搬送制御を搭載し、処理能力6000ケース/時間を実現する搬送デモンストレーションをご紹介いたします。
パレットの並び替え・ストレージなど、安全かつ効率化を追求したパレット搬送コンベヤです。パレットでの保管は便利ですが、移動に手間がかかります。フォークリフト作業、スペースの確保、作業時間など・・・そんな課題を解決するのがMDR式パレット搬送コンベヤです。MDR駆動でコンパクト設計、しかも完全エアーレスの自動搬送により、フォークリフト作業の大幅削減と安全作業に貢献します。
従来の植物工場は建物(工場)全体をシステム化する必要があり、運営に多くの費用がかかります。セル式モジュール型植物工場は、栽培に必要な最小空間(セル)内栽培により、光・空調等のエネルギーコストを大幅に削減します。また、栽培数に応じたセルを組み合わせたユニット管理となるため、建物(設置場所)の制限が少なく、無農薬で安心・安全・安定栽培が可能となります。
当社の核となるMDR(パワーモーラ)は、アイデア次第で、画期的モジュール・究極のモジュールを生み出すことができる、まさに『マテハンの万能細胞』です。