導入事例
合成樹脂メーカーのパレット保管倉庫
※日刊工業新聞社「工場管理」2020年8月号掲載
パレットの保管と入出庫を自動化
APSS(オート・パレットシーケンシング・システム)は、 パレット搬送コンベヤのストレートユニットとパレット直角分岐装置を組み合わせたパレット並び替え・保管・入出庫自動棚です。
自動車業界の品質マネジメントに関する国際規格(IATF16949)取得に向けた、業務改善課題
1.フォークリフト作業を低減し、作業効率を上げたい。
2.ロケーション管理を徹底したい。
3.先入れ・先出しを徹底し、品質向上を図りたい。
4.複数サイズのパレットを保管したい。
5.生産管理システムと連動したタイムリーな作業で生産効率を上げたい。
導入の効果
1.材料の入庫・出庫日、消費期限がシステム上でデータ管理が行え、先入れ先出しが徹底できるようになった。
2.APSSにて入出庫口が集約でき、また入庫・出庫の同時作業も行え作業効率が上がった。
3.必要な製品が自動で出庫されるため、フォークリフトの動線、作業工数が大幅に減少し効率アップに繋がった。
4.上位の生産管理システムと連動し、翌日の出庫計画に合わせた並べ替えが、深夜の内に自動で行え、待ち時間なく作業を進められるようになった。
5.親子パレット方式(APSS内を搬送する敷板の上に製品パレットを載せる)により、
複数種サイズのパレットも運用でき、専用パレットの使用や乗せ換えを行う必要がなくなった。